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阪神高速の耐震補強ほぼ完了

阪神高速道路の橋脚が倒壊した平成7年の阪神大震災を教訓に、阪神高速道路会社(大阪市中央区)が同高速の全線で実施 している橋脚の耐震補強工事が今年3月までにほぼ100%完了することが8日、分かった。全線計233・8キロのうち補強が必要とされた橋脚は5155 本。このうち5061本が今年3月末までに、工事を終える見込みという。

震災では、3号神戸線の神戸市東灘区〜兵庫県芦屋市間の635 メートルにわたって北側に倒壊するなどし、同高速の利用者ら16人が犠牲となった。同社の前身の阪神高速道路公団は震災直後の平成7年1月から損壊した高 架部分の橋脚281本の復旧工事を行い、震災から20カ月後の8年9月には、通行止めとなっていた3、5号線の全38・0キロを開通させた。

7年10月からは橋脚に鋼板や炭素繊維を巻く方式などで耐震補強工事を阪神高速全線でスタート。阪神大震災のような震度7クラスの直下型地震だけでなく、近い将来発生が予想される東南海・南海地震といったプレート型の地震にも耐えられる構造になっているという。

3月末以降残る工事も、20年度中の完了の見通しが立っている。しかし、海や河川にかかる全長200メートル超の「長大橋」については、すでに完了した六甲アイランド橋など2橋を除く13橋の一部に22年3月までかかるものがあるという。

高速道路の耐震補強工事をめぐっては、大震災と同じ直下型地震の発生が近い将来予想される首都高速道路(東京)では100%。首都高と阪神高速を除く高速道路では70〜80%が工事を完了させている。

さらに国土交通省の調べでは、高速道路など、全国で緊急輸送道路に指定されている道路の橋脚で補強が必要な約5万本のうち約3万5000本がすでに耐震対 策を終えている。同省によると、残り1万5000本のうち約2000本については災害時に落橋、倒壊の恐れがあるとしており、「今後10年間で補強工事をすべて終えたい」としている。
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