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首都直下地震で道路は「満員電車状態」に
中央防災会議がシミュレーション

政府の中央防災会議は4月2日、首都直下地震発生後では、都心部や火災延焼部で道路が「満員電車状態」(1平米あたり6人以上の密度)になるとするシミュレーション結果を発表した。全域で約200万人が、道路の満員状態に3時間以上巻き込まれるという。

中央防災会議がアンケート調査の結果をもとに予測した。地震発生後を想定して「会社に滞在する」か「徒歩帰宅する」か、その際「休憩する」か「歩き続ける」かといった質問をし、どのような条件でどの程度の人がどんな行動を選ぶかを予測した。

道路の満員状態に200万人が3時間以上巻き込まれるというのは、現状で特段の対策を講じなかった場合を模した「基本ケース」の予測。都区内にいる人の約3割、千代田、中央、港区といった都心部にいる人の約4割が道路の満員状態に3時間以上巻き込まれるという。

帰宅地別にみると、都心部の丸の内から川越街道方面の埼玉県和光市までは平時で徒歩約5時間かかるが、火災などが影響することから約15時間になる。また丸の内から横浜市までの場合、平時は約8時間だが、国道1号の混雑が影響して約15時間かかる。

中央防災会議は併せて、対策をとった場合のシミュレーション結果も公表した。例えば3分の1の人が会社に滞在するなどして帰宅を翌日に延ばせば、満員状態に3時間以上巻き込まれる人の割合は約半分に減る。また帰宅時間を3時間の幅で分散すればその割合は約2割減る。各種の対策を複合的に実施すれば、満員状態は200万人から6万人に減らせるという。

中央防災会議では、翌日帰宅/時差帰宅を可能にするため、企業/学校での一時収容対策や、安否確認の改善方法について検討する。このほか経路情報の提供や、都心部の滞留者対策、主要駅での混乱防止策なども検討しており、2008年度内をめどに具体的な内容をまとめる予定。


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